こんにちは。Azure テクニカル サポート チームの富田です。
今回はお問い合わせいただくことの多い、Azure マーケットプレイスのイメージの OS ディスクサイズについて、
確認方法・拡張方法・縮小不可などの点について解説させていただきます。
AKS 1.24 アップグレード時にAzure Load Balancer の正常性プローブプロトコルが変更される
こんにちは。Azure テクニカル サポートチームの小沢です。
AKS の Kubernetes バージョンを 1.24 へアップグレードをした際に、Azure Load Balancer の正常性プローブがTCPプロ―ブから HTTP/HTTPS プローブに変更されることがあります。
本記事では、プローブの構成が変更された理由と影響、および対応方法について紹介します。
Project Flash : Azure 仮想マシンの可用性の監視を高める
こんにちは。Azure テクニカル サポート チームの鳥越です。
2022年に Azure 仮想マシンの可用性の監視を進化するプロジェクトである Project Flash について、以下のブログで紹介されました。
Project Flash で Azure 仮想マシンの可用性の監視を進化させる
https://azure.microsoft.com/ja-jp/blog/advancing-azure-virtual-machine-availability-monitoring-with-project-flash/
このプロジェクトは Azure 仮想マシンに対して、お客様の可用性監視ニーズを満たすために、次のようなことが行えるように進められております。
- VM の可用性障害 (VM のリブートや再起動のほか、ネットワーク ドライバーの更新によるアプリケーションのフリーズ、30 秒間のホスト OS の更新など) に関する正確で実用的なデータ、および障害の詳細 (プラットフォームのものかユーザー操作によるものか、リブートかフリーズか、計画的か非計画的かなど) を入手する。
- VM の可用性の傾向を分析してアラートを生成し、迅速なデバッグと前月比のレポート作成を実現する。
- データを定期的かつ大規模に監視し、カスタム ダッシュボードを作成して、すべてのリソースの最新の可用性状態について常に最新の情報を提供する。
- 影響を受けた VM、ダウンタイムの原因および期間、結果的な修正などの詳細を示す自動根本原因分析 (RCA) を受け取り、ターゲットを絞った調査および事後分析を行えるようにする。
- VM の可用性に重大な変化があった場合、即座に通知を受け取り、迅速に修復アクションをトリガーし、エンドユーザーへの影響を防止する。
- 刻々と変化するワークロードの感度やフェールオーバーのニーズに基づき、プラットフォームの回復ポリシーを動的に調整し、自動化する。
その中で、上記ブログではプレビューであった Azure Resource Graph を用いた VM の可用性情報の監視が GA として公開され、Azure Monitor による VM 可用性メトリックがパブリック プレビューとして公開されました。
New Project Flash Update: Advancing Azure Virtual Machine availability monitoring
https://azure.microsoft.com/en-us/blog/advancing-azure-virtual-machine-availability-monitoring-with-project-flash-update/
このブログでは、Azure Resource Graph を用いた VM の可用性情報がどのように利用できるのかを解説します。
本内容がお客様の VM の監視に少しでもお役に立てられれば幸いです。
Classic VM から ARM への移行についての注意事項 (VM、ストレージ編)
[!WARNING]
クラシック VM は既に廃止となっておりますので、本記事はアーカイブとなります。
こんにちは。Azure テクニカル サポート チームの鳥越です。
2014年に Azure Resource Manager モデルがリリースされており、リタイアがアナウンスされた 2020 年 7 月時点ですでに 90% が Azure Resource Manager モデルで利用されておりました。
Azure 初期で利用されておりました Azure Service Manager (ASM) を介した IaaS 仮想マシン (VM) の管理を 2020 年 2 月 28 日 に 非推奨として 2023 年 9 月 6 日 に完全に廃止される予定です。
■ ご参考: Migrate your IaaS resources to Azure Resource Manager by September 6, 2023
https://learn.microsoft.com/en-us/azure/virtual-machines/classic-vm-deprecation
(ご参考: 日本語 URL)
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/classic-vm-deprecation
[!IMPORTANT]
(2023/01/27 Update): 当初、2023 年 3 月 1日とご説明しておりました ASM の廃止は 2023 年 9 月 1 日 に延期されました。
その後、2023 年 9 月 6 日まで更に延期されましたが、現在これ以上の延期は計画されておりません。
そのため、これから 2023 年 9 月 6 日までに移行計画を立てていらっしゃるお客様に対して、移行がスムーズに行えるようにあらかじめ確認しておくべきポイントをお纏めしました。
本内容がお客様の移行作業に少しでもお役に立てば幸いでございます。
Kubernetes の監査ログで AKS クラスターで起こるすべてのことを追跡しよう
この記事は Microsoft Azure Tech Advent Calendar 2022 の 24 日目の記事になります🎅
こんにちは。Azure テクニカル サポートチームの桐井です。
Azure Kubernetes Service (AKS) のクラスターを利用しているときに、アプリケーションがデプロイされたタイミングや、ノードのステータスがいつどのような理由で変わったのかなど、過去にクラスターで起こったイベントの履歴を確認したい場合があります。Kubernetes の監査ログを活用すると、これらのイベントをログから確認できるようになります。
本記事では、Kubernetes の監査ログの紹介と、AKS において監査ログ利用する方法を、実例を交えて解説します。
AKS で利用可能なオートスケールについて
こんにちは! Azure テクニカル サポート チームの川畑です。
Kubernetes を利用するにあたり、負荷に応じてワークロードを動的に増減させるオートスケーリングの構成を取ることがあります。
この記事では、 Azure Kubernetes Service (AKS) を利用している環境を想定し、Pod およびノードのオートスケーリングの設定と動作についてご紹介します。
Azure Linux エージェント (waagent) に出力されるメッセージについて
この記事は Microsoft Azure Tech Advent Calendar 2022 の 23 日目の記事です。
こんにちは、Azure テクニカル サポートの木下です。
今回は、よくお問い合わせいただきます、Azure Linux エージェント (waagent) に出力されるメッセージについてご紹介いたします。
Windows VM のビルトイン Administrator アカウントの名前変更について
こんにちは、Azure テクニカル サポート チームの洪です。
Azure VM (Windows OS) 作成時には、OS 内で “ビルトイン Administrator” として 管理者アカウント のユーザー名をご指定いただくことになりますが、こちらのユーザー名の変更が可能であるかとのお問い合わせをいただくことがございます。
本記事ではそのユーザー名を OS 上から変更する方法および関連の留意事項 についてご案内いたします。
Azure Windows VM でクラスター サイズが拡張したいボリューム サイズに対応してない場合について
こんにちは。Azure テクニカル サポート チームの新見です。
Azure Windows VM において、データ ディスクの拡張方法に関してお問い合わせをいただくことがあります。
今回はディスク拡張前の Windows NTFS のクラスター サイズ(アロケーション ユニットサイズ)が、ディスク拡張後のボリューム サイズに対応していない際に、ディスクを拡張する方法をご案内させていただきます。
AKSのメモリ関連トラブルシューティング
この記事はMicrosoft Azure Tech Advent Calendar 2022の21日目の記事です。
Azureテクニカルサポートチームの高田です。
Azure Kubernetes Service(AKS)の運用に際して、メモリ関連の要因によりワークロードが期待通りに実行されない…という方向けに、下記の典型的な事例と対処方法を紹介させて頂きます。
- 事例1: Podが配置・実行されない
- 事例2: 実行中のPodが終了され、Failed状態となる(または削除・再作成される)
- 事例3: 実行中のPodにてOOMKillが発生する