AKS ノードが起動しない場合のトラブルシューティング

こんにちは。Azure テクニカル サポートチームの桐井です。

Azure Kubernetes Service (AKS) クラスターで、ノードの新規作成が成功しない事象や、停止したクラスターの起動が成功しないといった事象が発生することがございます。

このような事象は、ノードの初期化が成功していない場合に発生するもので、弊社サポート事例においても多くのお客様よりご相談をいただくことがございます。

本記事では、AKS ノードの初期化を担う vmssCSE 拡張機能についての解説と、ノード初期化が成功しない代表的な要因とトラブルシューティング方法について紹介します。

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ゾーン未指定時の VM 起動ゾーン、およびサブスクリプション毎のゾーン番号指す物理ゾーンについて

こんにちは、Azure テクニカル サポート チームの富田です。今年も日本マイクロソフトの社員がお届けする、Microsoft Azure Tech Advent Calendar 2023 の「シリーズ 2」、12 月 4 日分の記事として公開させていただきます。Advent Calendar には他にも多くの Azure に関する有益な記事がございますので、是非ご参照いただけますと幸いです。 本記事ではお問い合わせ頂くことも多い、 Azure VM で可用性ゾーンを未指定の場合にはゾーン番号が何処になるかは分からない点と、サブスクリプション毎にゾーン番号が指し示す物理ゾーンが違う点について解説させていただきます。 可用性ゾーンを未指定の場合のゾーンについて可用性ゾーンに対応するリージョンでは Azure VM の可用性ゾーンを指定することで、ご希望のゾーン上に VM をデプロイす...

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可用性セット・可用性ゾーン・近接配置グループの併用について

こんにちは、Azure テクニカル サポート チームの富田です。Azure VM における可用性セット・可用性ゾーン・近接配置グループの併用について解説させていただきます。結論から記載すると以下の通り併用可能・不可能といった状況となっております。 「可用性セット」と「可用性ゾーン」:併用できません 「可用性セット」と「近接配置グループ」:併用可 「可用性ゾーン」と「近接配置グループ」:併用可 以下に解説させていただきます。まず、「可用性セット」と「可用性ゾーン」はどちらも VM の可用性を高めるためのオプションでございます。 「可用性セット」と「可用性ゾーン」はいずれも仮想マシンの配置を分散することで障害やメンテナンスの影響を同時に受けることを回避するという同じ目的で利用されますため、併用することは叶いません。ご利用の際はどちらか片方のみをご選択いただくこととなります。なお、可...

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東日本リージョンでの Azure Firewall のゾーン冗長に関するアナウンスの補足 (Tracking ID:7KYK-R8G)

こんにちは、Azure テクニカル サポート チームです。
2023 年 11 月 29 日に Azure Firewall で東日本リージョンの物理ゾーン #2 の使用に関するアナウンスがされました(Tracking ID:7KYK-R8G)。
アナウンスされた内容は英語でのご案内であるため、この記事にて補足させていただきます。

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お問い合わせの発行方法について

こんにちは。Azure テクニカル サポート チームです。

私たちは、Azure をご利用いただいているお客様に、Azure を正常かつ快適にご利用いただくためのご支援を差し上げています。
この度、Azure サポートを効果的に利用するやり方について知りたい、というご要望を頂戴しましたので、以下にサポートへのお問い合わせ方法をご案内させていただきます。

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Microsoft ピアリングを経由するかどうかの確認方法

こんにちは、Azure テクニカル サポート チームの山崎です。今回は対象の通信が Microsoft ピアリングを経由するかどうかの確認方法についてご紹介します。 Microsoft ピアリングで広報される経路についてExpressRoute の Microsoft ピアリングをご利用の場合、ルートフィルターの設定でどのような経路を広報するかを設定します。 (ルートフィルターの設定画面 - Azure ポータル) (実行コマンド)各サービスコミュニティで広報される経路については以下の PowerShell コマンドからご確認いただけます。 1Get-AzBgpServiceCommunity (出力例 1) 1234567891011121314151617181920212223242526272829303132333435363738394041424344454647484...

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Azure Container Instances に固定の IP アドレスを割り当てる以外の代替案

こんにちは。Azure テクニカル サポートチームのシンです。

Azure Container Instances (ACI) のサービスには、静的な IP アドレスを割り当てる (IP アドレスを固定する) 方法がございません。
本記事では、IP アドレス固定化に代わる代替案についてご案内いたします。

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Azure 既定の送信アクセスの動作変更のアナウンスに関する補足 (Tracking ID:3T84-PZZ)

こんにちは、Azure テクニカル サポート チームです。 2023 年 9 月末、Azure が既定で提供しているインターネット向けへの外部接続用の送信アクセスのサービス提供を、2025 年 9 月 30 日の翌日から限定的に終了することがアナウンスされました(Tracking ID:3T84-PZZ)。アナウンスされた内容は英語でのご案内であったり、対処方法のご説明などを省略させていただいた概要でのご案内となっておりますので、この記事にて補足させていただきます。 [アナウンスの概要]2025 年 10 月 1 日以降に作成された新しい Azure VM は、Azure 既定の送信アクセス (既定の SNAT) を利用してインターネット宛へのアウトバウンド通信ができなくなります。インターネット宛へのアウトバウンド接続が必要な場合には、明示的な送信接続の設定が必要となります。2025 年 ...

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Azure VM の送信接続 (SNAT) オプション まとめ

Azure Networking テクニカル サポート チームの山口です。

Azure では、インターネット宛てのアウトバウンド方向の接続 (送信接続) をいくつかの方法で実装できます。選択の幅があることは喜ばしいですが、一方で内容の把握のが難しい側面も否めません。そこで本記事では、Azure VM に使える送信接続の構成をまとめて説明します。また、ある Azure VM がどの構成に該当しているか判定するためのフローチャートや、各構成の特徴についても併せて紹介します。

[!NOTE]
2023 年 9 月、送信接続の構成の一つである既定の送信アクセスの提供終了がアナウンスされました。

これは、2025 年 9 月 30 日以降に作成された Azure VM は、後述の Azure 既定の SNAT が廃止され、明示的な外部接続ポリシーを設定しない限り、Azure 仮想ネットワークからの外部送信が行えなくなるという内容です。廃止アナウンスに関する補足については、当ブログサイトの以下の記事をご参照の上、技術的な内容については併せて本記事をご確認いただけますと幸いでございます。

Azure 既定の送信アクセスの動作変更のアナウンスに関する補足 (Tracking ID:3T84-PZZ)

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クラシック VM で使用していた VHD から ARM VM を作成する手順

こんにちは、Azure テクニカル サポート チームの富田です。Azure のクラシック VM は 2023 年 9 月 6 日を持ちまして廃止となりました。そのためこれ以降サポートされる VM は ARM(Azure Resource Manager)の VM となります。クラシック VM の ARM VM への移行については以下の通りドキュメント等がございます。 ■ご参考:2023 年 9 月 6 日までに IaaS リソースを Azure Resource Manager に移行するhttps://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/classic-vm-deprecation ■ご参考:Classic VM から ARM への移行についての注意事項 (VM、ストレージ編)https://jpaztech.gith...

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