Azure 既定の送信アクセスの動作変更のアナウンスに関する補足 (Tracking ID:3T84-PZZ)

こんにちは、Azure テクニカル サポート チームです。 2023 年 9 月末、Azure が既定で提供しているインターネット向けへの外部接続用の送信アクセスのサービス提供を、2025 年 9 月 30 日の翌日から限定的に終了することがアナウンスされました(Tracking ID:3T84-PZZ)。アナウンスされた内容は英語でのご案内であったり、対処方法のご説明などを省略させていただいた概要でのご案内となっておりますので、この記事にて補足させていただきます。 [アナウンスの概要]2025 年 10 月 1 日以降に作成された新しい Azure VM は、Azure 既定の送信アクセス (既定の SNAT) を利用してインターネット宛へのアウトバウンド通信ができなくなります。インターネット宛へのアウトバウンド接続が必要な場合には、明示的な送信接続の設定が必要となります。2025 年 ...

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Azure VM の送信接続 (SNAT) オプション まとめ

Azure Networking テクニカル サポート チームの山口です。

Azure では、インターネット宛てのアウトバウンド方向の接続 (送信接続) をいくつかの方法で実装できます。選択の幅があることは喜ばしいですが、一方で内容の把握のが難しい側面も否めません。そこで本記事では、Azure VM に使える送信接続の構成をまとめて説明します。また、ある Azure VM がどの構成に該当しているか判定するためのフローチャートや、各構成の特徴についても併せて紹介します。

[!NOTE]
2023 年 9 月、送信接続の構成の一つである既定の送信アクセスの提供終了がアナウンスされました。

これは、2025 年 9 月 30 日以降に作成された Azure VM は、後述の Azure 既定の SNAT が廃止され、明示的な外部接続ポリシーを設定しない限り、Azure 仮想ネットワークからの外部送信が行えなくなるという内容です。廃止アナウンスに関する補足については、当ブログサイトの以下の記事をご参照の上、技術的な内容については併せて本記事をご確認いただけますと幸いでございます。

Azure 既定の送信アクセスの動作変更のアナウンスに関する補足 (Tracking ID:3T84-PZZ)

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クラシック VM で使用していた VHD から ARM VM を作成する手順

こんにちは、Azure テクニカル サポート チームの富田です。Azure のクラシック VM は 2023 年 9 月 6 日を持ちまして廃止となりました。そのためこれ以降サポートされる VM は ARM(Azure Resource Manager)の VM となります。クラシック VM の ARM VM への移行については以下の通りドキュメント等がございます。 ■ご参考:2023 年 9 月 6 日までに IaaS リソースを Azure Resource Manager に移行するhttps://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/classic-vm-deprecation ■ご参考:Classic VM から ARM への移行についての注意事項 (VM、ストレージ編)https://jpaztech.gith...

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Azure VM の再起動を伴うメンテナンスのセルフサービスメンテナンスについて(FAQ)

こんにちは、Azure テクニカル サポート チームの富田です。今回はよくお問い合わせいただく VM(仮想マシン)の「再起動を伴うメンテナンス」に伴い、事前にメンテナンスが可能となるセルフサービスメンテナンスについて、以下のような内容を解説させていただきます。 セルフサービスメンテナンスの概要 再起動を伴うメンテナンス対象 VM の確認はどのように行えばよいですか? 再起動を伴うメンテナンスの計画をメール通知するにはどうすればよいですか? 再起動を伴うメンテナンスの通知のサンプルはありますか? セルフサービスメンテナンスはどのように実行すればよいですか? 通常の割り当て解除や再起動等でセルフサービスメンテナンスは完了しますか? 再起動を伴うメンテナンス対象一覧から対象 VM が消えていたのですが何故ですか? 再起動を伴うメンテナンスの完了(成功)の確認方法はありますか? セルフサービスメ...

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Azure Windows VM の KMS ライセンス認証トラブルシューティングについて

こんにちは、Azure テクニカル サポート チームの富田です。Azure 上で稼働する Windows VM のライセンス認証のためにマイクロソフトが KMS サーバー(KMS ホスト サーバー)を提供しております。KMS サーバーへのライセンス認証要求は KMS クライアント (Windows VM) から KMS サーバーに対して定期的かつ自動的に実行されます。Azure Windows VM から Azure の KMS サーバーに対して適切な経路で通信が行えない環境等においては、KMS のライセンス認証が失敗し続け、ライセンス認証切れに関する警告が表示されることがございます。本件について多くのお問い合わせをいただきますため、KMS のライセンス認証のトラブルシューティング等について以下の内容をご紹介させていただきます。 KMS ライセンス認証についての解説 KMS ライセンス...

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Azure VM の作成/起動/停止ユーザーを確認する方法

こんにちは。Azure テクニカル サポート チームの前田です。 今回は、よくお問い合わせをいただいております、Azure VM の作成者が不明な場合の確認方法についてご紹介いたします。本ブログでは Azure VM を例に紹介いたしますが、ストレージ アカウントなど他のリソースでも応用が可能な内容となりますので、皆様のご参考となりましたら幸いでございます。 使用する機能についてAzure VM の作成者の特定には、アクティビティ ログを利用いたします。アクティビティ ログとは、Azure のプラットフォーム ログであり、様々な操作、イベントに関する情報を記録しております。本件でご紹介いたします Azure VM 等リソースの作成の他、VM の起動、停止などの履歴も記録されますので、一度は目にしたことのある方も多い機能かと存じます。今回は数あるイベントの中から、VM の作成時に記録される...

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ゲスト OS 内からネットワーク接続のプロパティを変更しないでください

こんにちは。Azure テクニカル サポート チームの新見です。 Azure VM のゲスト OS 内から DNS サーバーの設定や ゲスト OS 自体の IP アドレスなどのようなネットワーク接続のプロパティを変更した際に、Azure VM への接続に失敗してしまったというお問い合わせをいただくことがあります。本記事では、Azure VM のゲスト OS 内からネットワーク接続のプロパティを変更することは非推奨であることと、変更してしまった場合の対処法と、推奨している手順についてご紹介いたします。   以下公開資料にもございますように、 Azure VM ではゲスト OS 内部で DNS サーバーの設定や ゲスト OS 自体の IP アドレスなどのネットワーク接続のプロパティの設定は原則変更しないようお願いしています。   ご参考) DNS サーバーの指定 ーーーーーーーーー抜...

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詳説 Azure ExpressRoute – Part6: ExpressRoute の各種上限値について

こんにちは。Azure サポートの宇田です。今回は ExpressRoute 回線に関する各種上限値についてご紹介いたします。 Part1: ExpressRoute を導入する前に Part2: ExpressRoute のルーティング制御について Part3: ExpressRoute の導入手順について Part4: ExpressRoute の冗長構成について Part5: ExpressRoute の増速やプロバイダー変更について Part6: ExpressRoute の各種上限値について Note以下でご紹介する各種上限値は、制限緩和などにより変更となっている場合があります。本ブログの記載も可能な限り更新するように努めてはおりますが、公式ドキュメントの最新の情報も併せてご参照ください。 1 つの ExpressRoute 回線に対して接続できる VNet の数1 つの E...

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強制トンネリング利用時の VPN ゲートウェイの動作変更についてのアナウンス

こんにちは、Azure テクニカル サポート チームです。

Azure の仮想ネットワーク ゲートウェイ (以下「ゲートウェイ」) を用いたサイト間 VPN 接続について、2022 年 2 月 24 日以降に、強制トンネリングに関する一部の動作の変更が行われることがアナウンスされました。

影響が生じる可能性のあるお客様には通知がすでに送信されているか、近日中に送信されることが想定されます。しかしながら、通知に含まれる説明は要点のみとなっているため、本記事にてその補足をさせていただきます。

※追記
2023 年 5 月 再度、強制トンネリング利用時の仮想ネットワーク ゲートウェイの動作変更のアナウンス (Tracking ID:VK3J-580)が通知されました。
これは、2022 年に通知されたアナウンス (Tracking ID:ZTPX-19Z)と同様の内容となりますが、動作変更の延期により今回あらためて仮想ネットワーク ゲートウェイ は、2023/6/12 ~ 6/16 の間に動作変更が実施されるという旨のアナウンスとなります。
2022 年に通知を受け取ったお客様の中で、下記の対応を行っていない環境については、動作変更の影響を受ける条件や合致確認の方法、動作変更の内容および変更の影響を受けないようにする対処方法をご確認の上、2023/6/12 より前にご対応いただけますと幸いでございます。

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Azure VM のディスクパフォーマンス状況の確認方法について

こんにちは、Azure テクニカル サポート チームの富田です。期待したディスクパフォーマンスが得られないといったお問い合わせをいただくことがあります。そのため、今回この記事以下の内容について解説をさせていただきます。 Azure 側にて VM サイズとディスクサイズ毎に設定されている上限について解説 ディスクに関するメトリックでパフォーマンスを確認する方法 VM サイズとディスクサイズを変更する方法 Note本記事では各種の上限について数値を交えて解説しておりますが、こちらは理論値となっており実際の計測では OS レイヤ以上の影響等もございますので、必ずしも記載の理論値が計測可能であることを保証するものではございません点について予めご了承くださいませ。 1-1.VM サイズとディスクサイズ毎に設定されている上限について解説まずは、Azure VM におけるディスクのパフォーマン...

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